エロ漫画の起源
エロ漫画の起源を掘り下げていくとそれは1970年代にまでさかのぼることになります。1960年代までは成人向け雑誌におまけ程度の規模で存在して雑誌の中心となる記事の合間に短い内容の漫画があるような状態でした。エロ漫画自体は一つのオリジナリティーをもった作品として認知され始めると間もなく専門雑誌が発行されるようになり、ごく一部の層から非常に支持されるようになりました。 しかしこのころの作品といえばほとんど劇画調の画風の作品であり今現在のエロ漫画とはまったく別物といってもいい作品だったようです。しかし時が流れるとともにアニメ風の作風の作品が増えて、1980年代になればアニメ風のキャラクター造詣と組み合わされ「ロリコン物」が目立つようになってきます。 実際にはこの頃には劇画風のエロ漫画とロリコン物は全く別ジャンルの商品として扱われ、これらを購入する層も全く別の人達であったようです。その一方で1980年代からはいわゆる「やおい」と呼ばれる女性向けエロ漫画が登場し始め、少女漫画風の作品形態を持ちながら、リアリティのある性の描写された作品が急速に現われ始めます。 1990年代になるとこれらの性の描写も非常に多様化していき、現在に至って尚、発展しつづけています。特に全国的に波及した同人人気がこれらのアダルト向け漫画が発展する後押しになったことは間違いなく、今でも2次元作品に与える影響は非常に大きな物と待っています。 さらには昨今では作品が女性向けなのか男性向けなのかという境界線もあいまいになっている傾向があり、これから将来に向けてジャンル細分化の傾向はまだ加速していくでしょう。しかし日本国内における2次元作品の流れはここらでひと段落という雰囲気にもなっているので、これからは海外各国での新しい流れが出てくるかもしれません。